はと麦茶と麦茶の違いや効能は?カフェインなど妊婦への影響は?

お茶とノートとお花

夏の風物詩としてよく飲まれる「麦茶」ですが、カフェインが含まれていないことから小さな赤ちゃんの水分補給にも勧められている飲み物の一つです。夏バテ防止にも効果があるので、積極的に飲みたいところです。また、最近健康茶として特に女性に人気があるのが「はとむぎ茶」です。

今日は、この「麦茶」と「はとむぎ茶」の違いや健康効果について、また妊婦への影響についても見ていきますので、最後までお付き合いください!

関連記事はこちらです ⇒ 「ほうじ茶と緑茶の違いは?効能やメリット・ほうじ茶ラテの作り方も紹介!」
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麦茶とハトムギ茶の原料と味の違い!

お茶をする女子二人

・麦茶の原料・

麦茶はお茶の一種でも「茶外茶」と呼ばれるタイプのお茶で、茶葉から抽出する緑茶やほうじ茶などとは区分が違います。

茶葉から抽出したお茶にはカフェインやタンニンが多く含まれていますが、麦茶は茶葉を使用しないのでカフェインやタンニンを含まない お茶なんです。だから、子供にも安心して飲ませることができるんです。

麦茶は大麦を焙煎し細かく砕いたものを、やかんなどで煮出す他、お湯出しや水出しして飲みます。

大麦は大きく分けて、粒の大きい二条大麦と粒の小さい六条大麦の2つに分類されますが、この2つのうち主に麦茶に使用されるのは六条大麦です。こんがりと香ばしい香りがし、後味がさっぱりとしているのが特徴です。

二条大麦は、主にビールや焼酎などの原料として使用されます。まれに麦茶に使用されることもありますが、六条大麦に比べると甘みの強い麦茶になります。

例えば、伊藤園の「健康ミネラルむぎ茶」は、六条大麦に二条大麦がブレンドされていて、香ばしくて甘いコクのある麦茶になっています。

大麦の収穫は初夏に行われる ので、麦茶は夏の風物詩として新鮮に味わうことができるんです。

参考:「茶外茶とは」
お茶と呼ばれている飲み物は、中国茶も、日本茶も、紅茶も全て、ツバキ科の「カメリア・シネンシス(和名:茶の木)」という植物の葉が原料となります。

「茶外茶」とは、その「茶の木」以外の植物の葉や茎、また植物以外の菌糸類や虫の糞などを原料として作られた飲み物のことを言います。

・はと麦茶の原料・

はと麦茶も、麦茶と同じで「茶外茶」になります。こちらも茶葉を使用しないので、カフェインやタンニンを含みません

はと麦茶は、はと麦の実を焙煎して作るお茶です。香りがとてもよく他のお茶に比べて強い香ばしさがあって、すっきりして甘みのある味です。作り方は、一般的な麦茶と同じです。

はと麦はイネ科のジュズダマ属で、粒の見た目はとうもろこしに似ています。他の穀物と比べても栄養がたっぷり含まれているのが特徴 です。

漢方では、はと麦の皮を除いた種子の部分を「ヨクイニン(薏苡仁)」と呼び、処方薬になっています。漢方薬として処方されるわけですから、はと麦の持つ優れた効果が伺えます。

麦茶に使用される大麦は「オオムギ属」で、はと麦は「ジュズダマ属」この2つは同じ麦でも、別物なんです

収穫時期は六条大麦が5月〜6月ですが、はと麦はお米の収穫時期に近い9月〜10月となっています。

原料が違うわけですから、味もそれぞれ違いがあります。

・麦茶とハトムギ茶の味は?・

どちらもクセはあまりありませんので、飲みやすいお茶です。

<麦茶>
香ばしさは、はと麦茶よりは控えめですが、クセのないまろやかで甘みのある味わいです 。さらっとしたのどごしで、夏にピッタリの飲みものです。

<はと麦茶>
麦茶よりクセはある印象ですが、すっきりして飲みやすいお茶です。玄米のような強い香ばしさや甘みがあります 。見た目の色は、麦茶よりも色合いが薄い印象があります。

麦茶とハトムギ茶の栄養成分の違い!

実験をしている女性スタッフ

・麦茶の栄養成分・

麦茶には、ミネラル類が豊富に含まれています。

炭水化物・タンパク質・カリウム・カルシウム・リン・亜鉛・ビオチンなど 

・はと麦茶の栄養成分・

はと麦茶は、穀物を原料とする飲料の中ではトップクラスの栄養価を誇ります。

タンパク質・コイクセラノイド・食物繊維・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンE・鉄分・カリウム・カルシウム・ゲルマニウム・バリン・ロイシン・チロシンなど

 

麦茶とハトムギ茶の効果効能の違い!

・麦茶の効果効能・

麦畑の景色

<熱中症の予防効果>

麦茶の原料は大麦です。大麦には体を冷やす効果がある ので、麦茶を飲めば火照った体を冷ます事ができます。さらに、麦茶にはカリウムが含まれているので利尿作用が促進され、尿と一緒に体の熱が体外に排出されます。

また、麦茶に含まれているミネラルには夏バテ防止や疲労回復に効果があります ので、麦茶は水分補給に最適なんです。

子供の熱中症について知りたい方は、こちらを参考になさってくださ!

 

<血行促進効果>

麦茶に含まれる成分に「アルキルピラジン」と「ギャバ(GABA)」があります。「アルキルピラジン」は麦茶の香ばしい香りの元となっている成分で、血液をさらさらにする効果があって、「ギャバ(GABA)」には血圧を下げる働きがあります。

麦茶を飲むことで、高血圧の予防や冷え性・肩こり・むくみの改善が期待できます。ただし、冷え性の改善はホット麦茶で飲まないと逆効果に なるので、温めて飲むようにしてください。

<胃の粘膜を保護>

麦茶にはカフェインが含まれていませんので胃にやさしく、さらに胃の粘膜を保護・修復してくれるという効果まであります。食前に飲むと胃炎に効果を発揮してくれます 。ただし、食事中に飲むと胃液が薄まり消化不良になる可能性があるので、食前か食後に飲むのが良いです。

<抗酸化作用>

麦茶には、抗酸化作用のある「p-クマル酸」という成分が含まれています。

この「p-クマル酸」は活性酸素を撃退し、発ガン性物質である「ニトロソアミン」の生成を抑える効果があるといわれているので、ガンやその他生活習慣病の予防・アンチエイジングに効果 があります。

活性酸素について知りたい方は、こちらを参考になさってください!

 

<ダイエット効果>

麦茶は血行を良くする効果があります。血行が良くなると新陳代謝が上がり、内蔵や筋肉などの動きが活発になります。活発になればなるほどエネルギー消費も増えますので、脂肪を分解・燃焼する助けになります

<美肌効果>

麦茶には抗酸化作用があるので活性酸素を抑制してくれ、シミ・そばかすの原因となるメラニンの形成を押さえてくれます。

さらに、美肌ミネラルといわれる亜鉛やケイ素がふくまれています 。 亜鉛はメラニンの代謝を促進する効果がありますし、 ケイ素にはコラーゲンの生成や補強をする働きがあり、肌のハリをだしたり、たるみを防ぐ効果が期待できます。

また、亜鉛にはホルモンのバランスを整える作用がありますので、ホルモンバランスの崩れによって引き起こされるニキビなどの肌荒れにも有効です。

<便秘の解消>

麦茶を飲むと血行が良くなり、新陳代謝がアップし胃や腸などの内臓が活発になります 。腸の動きが良くなれば、溜まった便も排泄されやすくなります。

<虫歯の予防>

麦茶には、虫歯の原因となるミュータンス菌の働きを阻害する 作用があります。


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・はと麦茶の効果効能・

ハトムギのイラスト

<美肌効果>

はと麦に含まれている特有成分の「コイクセラノイド」というタンパク質が、美肌効果を発揮します。

コイクセラノイドは肌の新陳代謝を高めてくれます。角質層の細胞の代謝を促進するためターンオーバーを促してくれ 美肌作りに効果があり、肌トラブルにも有効に働くんです。

また、はと麦茶は有機ゲルマニウムも含んでいて、コイクセラノイドと同じく細胞の新陳代謝を高める効能があります。有機ゲルマニウムは細胞に酸素が行き届くよう強力なサポートをするため、細胞の生まれ変わりを促進してくれるんです。

また、はと麦は古くから民間療法で「イボ取り」としても活用されています 。はと麦には、体の中の悪いものを排出させる働きがあると言われているためで、ウイルス性のイボや水いぼ、老人性のいぼへの効果が期待できます。さらに近年では、アトピー性皮膚炎の改善にも効果があることもわかっています

「ハトムギエキス」は皮膚に塗ると、保湿効果や美白効果があるので、基礎化粧品に配合されることも多いです。

<デトックス効果>

はと麦茶には、食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸のぜん動運動を促してくれるので、便秘解消に効果的です

また、食物繊維は糖やコレステロールを絡め取り、必要以上の吸収を抑えてくれるので、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防や改善 にも繋がります。

さらに、体内の老廃物を排出する効果で、ニキビやシミ・そばかすといった肌の悩みにも効果的です。

<貧血の予防>

はと麦茶は、現代の食生活で不足しがちな鉄分も補えます。鉄分が欠乏すると慢性の貧血になったり、めまいなどの症状に悩まされます。

飲むだけで鉄分を補給できる ので、貧血予防に効果的です。特に女性は鉄分が不足しがちなので、積極的に摂取したいですね。

鉄分の吸収率を高めるためには、ビタミンCを一緒に摂ると良いですよ

<疲労回復に効果>
はと麦茶に多く含まれているアミノ酸は、疲労の原因となる乳酸の発生を抑える効果があります。

乳酸は筋肉痛を感じる原因にもなりますので、筋肉痛の緩和にも効果があります

<胃の働きを助ける効果>

私たちの体は、水分を摂取すると一度胃に溜めてから、十二指腸・小腸・大腸と運ばれて行き、少しずつ水分が吸収されて行きます。しかし、水分を大量に摂取すると、胃に溜まりすぎて胃液を薄めてしまい消化不良が起こってしまいます。

はと麦茶は利尿作用が高いので、体内に入った余分な水分を尿や汗などで体外に排出する手助けをしてくれ 消化不良を起こさないように胃腸を整えてくれるんですね。

<腎臓の働きを助ける効果>

腎臓は、血液を濾過して塩分や老廃物を尿として体の外へ追い出す役割りがあります。また、体に必要なものは再吸収し体内に留める働きもしています。

はと麦茶は腎臓の働きを活発にしてくれるので余分な塩分や老廃物を排出する手助けをしてくれ腎臓の負担を軽減してくれるんです。

塩分の取りすぎが気になる方にオススメです

<中性脂肪の抑制効果>

はと麦茶は、ビタミンB2が含まれているのも特徴です。ビタミンB2は脂質の分解を促す働きが高いビタミンとして知られていて、血液中に中性脂肪やコレステロールが蓄積するのを抑制 してくれるので、動脈硬化の予防につながります。

また、ビタミンB2は細胞の新生や再生を支える働きもありますので、「成長のビタミン」とも呼ばれているビタミンです。

<がん予防>
はと麦茶に含まれるコイクセノライドは、肌の新陳代謝を促し美肌へと導くだけでなく、抗腫瘍作用があってガン細胞の増殖や発生を抑える 効果があります。

はと麦茶は、その抗腫瘍作用から子宮筋腫にも効果的だと期待されています。

はと麦茶と麦茶のカフェイン含有量は?妊婦への影響は?

妊婦さんのイラスト

ハト麦茶も、麦茶も同じ「茶外茶」になります。どちらも茶葉を使用しないので、カフェインタンニンを含みません

カフェインを取ると、利尿作用があることは良く知られていますが、カフェインにはポリフェノールの一種である「タンニン」という成分が含まれています。このタンニンが、せっかく摂取したカルシウムや鉄分と結合し、尿とともに体外へ排出してしまうんです。

そのため、カフェインを摂りすぎると慢性的なカルシウム不足になったり、貧血を起こしやすくなったりすることがあるんです。さらに、カフェインは胎盤を通過し、胎児の血液中にもカフェインが移行する可能性があると考えられています。

以上のような理由から、妊婦はカフェインを含有する食品を控えた方が良いわけですが、はと麦茶も、麦茶もカフェインを含有していないので安心して飲むことができます

妊娠中の麦茶とハトムギ茶の影響は?

麦茶はカフェインを含まないので、妊娠中も量を気にせず飲むことができます。ミネラルが豊富に含まれているので、栄養補給にもなるんです。ただし、麦茶には体を冷やす効果があるので飲み過ぎには注意する必要があります

妊娠中に体が冷えるとお腹が張りやすくなったり、むくみやすくなったりするので、麦茶であってもできるだけ常温かホットにして飲むようにしましょう

一方で、はと麦茶は妊娠中に大量に飲むと良くないと言われた時期がありました。

カフェインは麦茶と同様に含まれていません。しかし、初めの方でもお伝えしましたが、はと麦は漢方薬としても使われていて利尿作用や解毒作用、抗菌作用など様々な効果があり、その中の一つに妊婦には良くない子宮収縮作用があると噂されたからです

妊娠中に子宮収縮が起こってしまうと、流産や早産の危険性が高くなるため避けた方が良いと言う理由です。そのためか、一時期ハトムギが含まれている「十六茶」や「爽健美茶」は、妊娠中は飲んではダメというデマが広まりました

しかし、これについては医師による見解が発表され、お茶から摂取する程度なら問題ないとのことでした。実際、ラットを使った実験でハトムギの漢方薬を摂取させても、流産や早産などは起きなかったと報告されています。

実は、ハトムギに子宮収縮作用があると言われていたのには、別の理由があるようです。

それは、ハトムギに発生したカビ毒による子宮収縮作用によるものであると考えられています。

昔は食糧事情が悪く、今のように食べるものが無くハトムギだけを大量に食べるということも! また、昔は保存状態も悪く、カビ毒が発生したハトムギを食べてしまうことも あったのではないでしょうか?

このカビ毒が妊婦に悪影響を与えるので、「ハトムギは避けるべき」という話になったのではないでしょうか?しかし、食品管理事情が悪い昔と今では、話が変わってきます。

現代の、原料から品質管理され製造された製品に同じことは起こらないでしょう。ですから、ハトムギは妊婦に悪いというのは昔の言い伝えみたいなもので、現代においては明確な根拠がない 話となっています。

どんな食品でも食べ過ぎ、飲み過ぎが体に悪影響をもたらすことは当たり前のことです。ですから、普通に常識的な範囲で摂取していれば何の問題もありませんし、ハトムギは「穀物の王様」と呼ばれるほど栄養価の高い穀物ですので、メリットの方が大きいと思います。

ただし、「はと麦茶」も飲みすぎると下痢をしてしまったり、胃に不快感を覚えることもあるので注意してくださいね。


今日のおさらい

 麦茶の原料は「大麦」、はとむぎ茶の原料は「はと麦」
 大麦は「オオムギ属」、はと麦は「ジュズダマ属」同じ麦でも別物
 麦茶はクセのないまろやかで甘みのある味わい
 はとむぎ茶は玄米のような強い香ばしさや甘みが特徴
 麦茶には、ミネラル類が豊富に含まれている
 はとむぎ茶は、穀物を原料とする飲料の中ではトップクラスの栄養価
 どちらのお茶も、たくさんの健康効果が得られる
 どちらのお茶も、カフェインを含有しない
 どちらのお茶も、妊婦が飲んでも大丈夫

今日は、「麦茶」と「はとむぎ茶」の違いや健康効果について、また妊婦への影響についても見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

お茶を飲むだけで、こんなにたくさんの効果が得られるのは嬉しいですよね。どちらのお茶も、子供からお年寄りまで誰でも飲めます。「はとむぎ茶」は特に美容効果が高いのいで、女性には最適なお茶だと言えますね。

普段、コーヒーやジュースをよく飲まれているのであれば、「麦茶」や「はとむぎ茶」もしくは「ブレンド茶」に置きかえてみてはいかがでしょうか?

※原料である大麦もハトムギもイネ科の植物です。イネ科植物にアレルギーがある方は、ご注意ください!

 

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