ミントガムでアレルギー?キシリトールが原因か?犬猫は要注意!

長方形の水色のガムをボトルから出した写真

ガムなどのミント製品を食べて体調に変化が起きたことがありませんか?

ミントはスッキリとした爽やかな香りで、スイーツやお酒には欠かせないハーブです。また、アロマオイルとして癒しを与えてくれたり、インフルエンザや花粉症の予防にも効果があるということで用途は多岐にわたります。

そんな万能なミントがアレルギーの原因になることも?

今日は、ミント製品での原因物質(アレルゲン)について、またペット(犬猫)への中毒性、さらに抗アレルギー作用についても紹介させていただきますので、ぜひチェックしてみてください!

より理解を深めるために、初めに食物アレルギーが起こるメカニズムと症状について簡単に見てみましょう。

関連記事はこちらです ⇒ 「アレルギー対策・予防に効く成分、アスタキサンチンが凄い理由!」
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食物アレルギーを起こすメカニズム

アレルギーでかゆい

アレルギー反応は、もともと私たちが持っている免疫の仕組みの勘違いによる誤作動 みたいなものです。

免疫反応とは、本来ならウイルスや細菌などの異物がカラダに侵入してきたときに体内に抗体がつくられ、それらの異物を排除しようとする仕組みです。

しかし、アレルギー反応は本来なら摂取しても害にならない食べ物や花粉、金属などに対しても反応してしまい体に不利益な症状が現れます。

食物アレルギーの場合は、特定の食物を摂取したときにアレルギー症状を発症するんです。

食物アレルギーの症状

(皮膚症状)
蕁麻疹・痒み・むくみ・発赤・湿疹 など。
食物アレルギーの中では最も多い症状で90%を超える人が発症します。

呼吸器症状)
くしゃみ・鼻水・鼻づまり・咳・息苦しさ・ぜーぜー・ひゅーひゅー(ぜん鳴)など。
約30%の人が発症します。

(粘膜症状)
目の充血や腫れ・涙・かゆみなど・口の中や唇、舌の違和感や腫れなど。
30%弱の人が発症します。

(消化器症状)
腹痛や下痢・吐き気・嘔吐・血便など。
18%の人が発症します。

(神経症状)
頭痛・倦怠感など。

(全身症状)
約10%の人がアナフィラキシー反応を発症し、重症となるものです。

アナフィラキシーショックの症状は、皮膚症状・呼吸器症状・粘膜症状・消化器症状・循環器症状などの全てに起こる可能性があります。頻脈・虚脱状態・意識障害・血圧低下などが起こり、症状が重い場合は死に至ることもあります

 

アナフィラキシーについて詳細は、こちらの記事を参考になさってください。

「アナフィラキシー 原因と対処法を知る!危険なアレルギー症状」

 

ミントアレルギーの原因は?

ミントとすり鉢

ミントアレルギーの原因物質は「メントール」

シソ科植物のハッカに多く含まれる成分で、ペパーミント油やハッカ油の主成分です

ガムや飴などの食品以外にも、洗顔フォーム・シャンプー・ボディソープ・シートパック・デオドランド・制汗剤・リップ・日焼け止めなどにも使用されています。

ミントアレルギーを発症した場合、メントールが使われている製品は全て原因となります。

メントールではなく合成香料が使われている製品でアレルギーを発症した場合は、ミントアレルギーではなく「安息香酸ナトリウム」や「人工甘味料」などの添加物が原因の可能性もありますので、そちらを疑うことも必要です。

では、人工甘味料についても見てみましょう!

人工甘味料のキシリトールでアレルギー

キシリトール使用のガムなどを食べたときに症状が現れたことがあれば、キシリトールアレルギーの可能性があります。

キシリトールは1997年4月に食品添加物として許可された人工甘味料で、白樺やトウモロコシの芯を加工してつくられます。人工甘味料には2種類あって、人工的に作られた「合成甘味料」と天然成分を抽出して作られた「糖アルコール」に分類され、キシリトールは「糖アルコール」に属します。

キシリトールは安全性が高く1日の許容摂取量(ADI)は定められていませんが、過剰に摂取すると腹痛や下痢を引き起こしやすくなります

人によってはキシリトールガム1粒でお腹が緩くなってしまう人もいれば、何粒食べても大丈夫という人もいて個人差が大きいようです。

あくまで目安ですが、1日の摂取量は健康な成人の場合で体重1kgあたり0.4gまでと考えておきましょう。

体重40kgの人ならおよそ16g
体重60kgの人ならおよそ24g

 

原料にトウモロコシの芯や白樺の樹液を使用しますので、トウモロコシや白樺にアレルギーのある人が摂取すると、キシリトールアレルギーを引き起こす可能性が高いです

白樺花粉症・白樺アレルギーの体質だと、バラ科の果物(りんご・梨・桃・サクランボなど)でも、同様の症状が出ることがあります。心当たりがあれば、白樺アレルギーを疑ってみてください。

また、キシリトール以外の「エリスリトール」や「ステビア」といった人工甘味料でも、アレルギーを起こす人がいますので注意が必要です。


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犬猫はキシリトールで中毒に?

犬と猫のイラスト

犬や猫にキシリトールを与えると、中毒を起こしてしまいますので絶対に与えてはいけません

キシリトールは人間にとっては毒性のない安全な甘味料ですが、人間と犬や猫では代謝や感受性に違いがあります。犬や猫がキシリトールを摂取すると重篤な症状を起こすことがあります。

私たち人間が摂取した場合は、血糖値の上昇やインスリンの分泌を抑制してくれますが、犬や猫が摂取すると、インシュリンの分泌が極端に増加してしまいます。その量は砂糖に対しての量と比べて6倍にもなります 。こうなると低血糖症を引き起こしてしまい虚弱・嘔吐・意識の低下・脱離・歩行困難・痙攣・昏睡状態を引き起こします。

犬や猫を飼っている人は、キシリトールの入ったガムやキャンディーを誤って食べさせないように注意してくださいね。

飼い主のおやつを誤って食べてしまう事故が多く発生しています。

 

ここまでミントとキシリトールのアレルギー作用について見てきましたが、実はミントには「抗アレルギー作用」もあることが明らかになっています。

アレルギーを起こすのに抗アレルギーって?どういうことでしょうか?

ペパーミントがアレルギーに効く?

鼻をかむ女の子

ミントは様々なメリットで知られていますが、一つに抗菌性や抗アレルギー作用が挙げられます。

ミントに含まれる「メントール」には強い抗菌作用 があります。細菌やウィルスなどを殺菌したり、解毒したりしてくれるんです。また、ペパーミントに多く含まれている「ミントポリフェノール」に抗アレルギー作用 があります。

※「ミントポリフェノール」はペパーミント以外のミント(スペアミントやクールミントなど)には、ほとんど含まれていません。

ペパーミントから香り成分であるメントールを抽出した後、本来なら捨てられていた葉の部分からポリフェノールの一種である「ルテオリン-7-O-ルチノサイド」という有効成分が発見されました。

ミントポリフェノール(ルテオリン-7-O-ルチノサイド)は、アレルギー症状の原因となる刺激物質のヒスタミンやロイコトリエンが細胞から放出されるのを抑制すると考えられています。

特に鼻水・鼻づまりやくしゃみなどの鼻の症状の改善が報告されていて、花粉症によく効く成分として注目されています。

ミントポリフェノールの摂取方法

ミントティー

ミントポリフェノールを摂取する、オススメの方法はお茶にして飲むことです。ミントポリフェノールは水に溶けやすく、ミントティーにすると効果が2倍にも増強するんです

  【1日の目安量】

理想摂取量は1日に300mgで、

ペパーミントの葉にすると約16枚分になります。

 

ミントポリフェノールは毎日の摂取がおススメです。また、症状が改善されるのに飲み始めてから2~3週間かかるので、花粉症の人は花粉が飛散を始める1ヶ月くらい前から続けて飲むようにすると効果的です。

当然ですが、「メントール」にアレルギーがある疑いのある人は摂取を控えてください

まとめ

ペパーミントは、「アレルギー物質」と「抗アレルギー物質」が共存していたのですね!

メントールにはアレルギー作用があり、ミントポリフェノールには抗アレルギー作用があるという相反する作用を持ち合わせた不思議なミントです。

メントールはペパーミントに限らず、他のミントでも主成分ですので、アレルギーが疑われる人はミント味の製品を食べる際は注意が必要です。

また、キシリトールなどの人工甘味料もアレルゲンとなりますので気をつけたいですね。

アレルギーはいつ発症するか分かりませんから、疑わしい食品は大量摂取しないよう心がけましょう


今日のおさらい

 食物アレルギーでは蕁麻疹・痒みなどの皮膚症状を90%以上の人が発症
 くしゃみ・鼻水など呼吸器症状を約30%の人が発症
 約10%の人がアナフィラキシーを発症
 ミントアレルギーの原因物質は「メントール」
 人工甘味料キシリトールでもアレルギーを起こす
 犬や猫がキシリトールを摂取すると重篤な症状を起こす
 ペパーミントに含まれるミントポリフェノールがアレルギーに効く
 ミントポリフェノールは、ミントティーにすると効果が倍増する

今日は、ミントとキシリトールのアレルギーについて、またキシリトールの犬と猫への中毒性、さらにミントポリフェノールの抗アレルギー作用についても見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

ペパーミントはアレルギーの緩和や菌・ウイルスの撃退以外にも、さまざまな効果が期待できる万能なハーブです。

ミントアレルギーではなくキシリトールに反応していたという人は、ペパーミントを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

インフルエンザや風邪の予防法については、こちらを参考になさってください。

 

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