コチニール色素が使われた食品を一覧で紹介|着色料は危険?アレルギーも?

ガラスの器に収まったジェリービーンズ

食品の加工・製造時に着色を目的として使われる食品添加物が着色料と呼ばれるものですが、天然着色料と合成着色料があるのをご存知ですか?

今日は、その中でも天然着色料の「コチニール色素」に絞って紹介させていただきます。

コチニール色素は、口紅やアイシャドウなどの化粧品や食品にも使用されているんですが、

ただこのコチニール色素!

原料は昆虫だとか・・・。
アレルギーが起こるとか・・・。

そのあたりを含め、どんな食品に使われているのか見ていきますので、是非チェックしてみてください。

関連記事はこちらです ⇒ 「よく使われている着色料一覧|解りやすく、まとめて見ました!」
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コチニール色素が使われている製品の一覧

赤系やピンク系、オレンジ系の製品に使われている着色料です。苺系の食品には、大抵使われていると思ってもいいです!

コチニール色素が使われている「食品の一覧」
【 食品類 】かき氷のイチゴシロップ
ジャム
かにかま
かまぼこ
ウインナー
ハム
ソーセージ
パン類
麺類
【 洋菓子類 】ケーキ
カステラ
マカロン
ガム
グミ
キャンディー
チョコレート菓子
アイス類
ヨーグルト
ゼリー
【 和菓子 】お餅
お団子
あん
【 飲料類 】お酒類(カンパリなど)
ジュース類(ファイブミニなど)
乳飲料
コチニール色素が使われている「食品以外の製品」
【 化粧品 】口紅
アイシャドウ
アイライナー
マスカラ
チーク
マニキュア
ネイルカラー
【 医薬品・医薬部外品 】錠剤
粉末剤
病理検査における染色
【 文房具 】インク
絵の具
染料
【 その他 】布地
石鹸

コチニール色素の成分表示 

【 食品類 】

  • コチニール色素
  • カルミン酸色素
  • 着色料(コチニール)
  • 着色料(カルミン酸)

【 食品以外の製品 】

  • コチニール
  • カルミン
  • カルミン被覆雲母チタン
  • カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン

などと表記されています。

コチニール色素は昆虫から作られる

<コチニール・カルミン>

コチニール色素は鮮やかな天然の赤色色素で、「カーマイン」,「カルミン酸」,「ナチュラルレッド4」などとも呼ばれます。

中南米などに生息する、カイガラムシ科エンジムシ(別名コチニール)のメスの体を乾燥させ、水またはエタノールで抽出して色素としたものです。

コチニール色素はカルミン酸色素という成分が素になっていて、これが含まれているのはメスだけなんです。

サボテンに寄生する昆虫で、潰すと人間の血液のような赤色になります。カーミン色1kg作るのに、エンジムシが約14万匹も必要になります。(しかも、メスだけでしょう〜集めるの大変そ〜〜)

昆虫ですから当然、天然ものです。

※精製時にエンジムシに含まれるタンパク質が残留してしまうことがあって、それが原因でアレルギーを起こす人もいるので注意が必要です。

 

同じように、昆虫から採取できる「ラック色素」というものもあります。

<ラック色素>

橙色・赤色・紫の色素で、カイガラムシ科ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質より、室温時~熱時水で抽出して得られるものです。(主色素はラッカイン酸類)

【 主な使用対象 】

  • 水産加工品
  • 清涼飲料水
  • ゼリー
  • ジャム
  • キャンディー

【 表示 】

  • 着色料(ラッカイン酸)
  • 着色料(ラック)
  • ラック色素

こちらも昆虫由来ですから当然、天然ものですね。


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コチニール色素の安全性について

この写真を見てしまうと、確かに少々気持ちが悪い気もしますが・・・
いや、虫が苦手な私には
ゾーッとします。(−_−;)

しかし、これ、れっきとした天然由来の着色料なんですよ。

コチニール色素は、食品添加物ガイドラインで要求される、安全性試験項目は全て終了していますし、天然色素の中ではもっとも高度なレベルまで評価が行われています。毒性や発がん性なども認められず、他の着色料と比較しても優れた色素と言えるんです。

しかし近年、アナフィラキシーショックや喘息などのアレルギー症状が発生した事例があって、危険視されるようになりました。

コチニールでアレルギーに、アナフィラキシーショックまで?

これは、原料であるエンジムシ(コチニール)が生成する「CC38K」というタンパク質が原因でおこるアレルギーです。

日本国内で食品用に使われるコチニール色素は、精製度が高いのでアレルギーの原因となるタンパク質「CC38K」は、ほぼ完全に取り除かれています。

ただ、海外メーカーのコチニール色素や輸入食品などには精製度の低いものもありますので、完全に排除することは難しいかも知れません。

 

2012年5月11日に、消費者庁から「コチニール色素に関する注意喚起」が発表されています。

「コチニール色素に関する注意喚起」

 今般、コチニール色素を含む飲料と急性アレルギー反応(アナフィラキシー)に関する国内の研究情報が消費者庁に提供されました。
 これまで、独立行政法人国民生活センターや地方自治体の消費生活センター等には、コチニール色素を原因とするアレルギー症状の事例は寄せられていません。一方、コチニール色素を含む化粧品の使用や食品の摂取により、アナフィラキシーを引き起こしたと推定される事例が、1960年代から数にして20ほどの論文等で報告されています。
 急性のアレルギーを発症した場合、呼吸困難などの重篤な症状となる可能性もあるため、消費者庁として注意喚起を行います。
 万が一、コチニール色素を含む化粧品の使用や食品の摂取により、かゆみなどの体調の変化を感じた場合は、すみやかに皮膚科やアレルギー科の専門医を受診してください。

出典:消費者庁

ですので、いくら安全性が担保された着色料だとはいえ、安心はできません。

アレルギーは誰しも発症する恐れがあります。

生命を脅かすアナフィラキシーショックまで起きているわけですから、普段から気をつける必要があります。

アレルギーを起こしているのは女性?

「コチニール色素」による食物アレルギーは、20代~50代の女性がほとんどで、男性は非常に少ないようです。

つまり、毎日使う化粧品が原因と考えられます。

化粧品に使用される着色料は、「カルミン」といいます。

これは、エンジムシから得たカルミン酸をアルミニウムまたは、アルミニウムとカルシウムを反応させてつくられる赤系の粉末状の色素です。

日本で 「カルミン」は、食品添加物には認められていません。主に化粧品に使用される着色料ですが、海外では食品添加物として使用している国もあります(ただし、輸入は認められていません)。

「カルミン」は「コチニール色素」に比べて、はるかにタンパク質(CC38K)の含有量が多くなります。したがって、「カルミン」を使用した口紅やアイシャドウを毎日つかうと皮膚から“CC38K”が入り込み、一部の人は感作されます。

その後に精製度の低い「コチニール色素」を摂取することでアナフィラキシーショックが起こる。という原理なんです。

アレルギー反応は症状に個人差があって、すべての人に起こるものではありませんが、「コチニール色素」が使われた商品で、皮膚の発赤やかゆみなど何らかの異変を感じたら、すぐに使用をやめることをオススメします!

「アナフィラキシーショック」の詳細は、こちらを参考になさってください

 


今日のおさらい

 コチニール色素は天然着色料(昆虫)
 コチニール色素の原料は、カイガラムシ科エンジムシの雌
 赤やピンク、オレンジ系の製品に使われている
 食品以外には化粧品や医薬品、絵の具などにも使われている
 発がん性や催奇形性、変異原性などについては安全性が確認されている
 アレルギー反応を起こす人もいる
 ひどいとアナフィラキシーショックを起こす

今日は、天然着色料の「コチニール色素」について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

発がん性などの安全性は確認されていますが、やはりアレルギーについては心配が残ります。

精製度の低い「コチニール色素」、また、化粧品などに添加される、アレルゲンである「CC38K」を多く含む「カルミン」の規制を考えてもらわないと、安心できませんよね。

私たち消費者には、「コチニール色素」の精製度なんて分からないですからね。今、できることといえば成分表示を見て「カルミン」を使用した化粧品を選ばないよう気をつけることくらいでしょうか。

海外では食品に「カルミン」を使用している国もあるので、旅行や仕事で行かれるときは注意してくださいね!

食品添加物の着色料、天然と合成を一覧で紹介も参考になさってください

 

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