子供の熱中症、症状の見分けかた|応急処置や予防と対策!

赤ちゃんと母親

8月に入っても、まだまだ暑い日が続いています。天気予報によれば、今月いっぱいこの暑さが続くとか。体調管理も大変です。

夏休みだから子供の相手もしなくちゃいけないでしょ!もうバテバテです。暑くても外で遊びたがりますからね。なんで、あんなに元気なんでしょうね?パパは冷房の効いた部屋でビール飲みながらテレビを見ていた〜いと思うわけですが・・・。

それはさておき、今日は熱中症について紹介しようと思います。まだまだ危険な暑さが続いていますからね。子供の熱中症予防や対策について、万が一こどもが熱中症にかかった時の症状、対処法について見て行きましょう。

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熱中症は、とても怖い病気です!

熱中症は、重症化すると死に至る病気です。厚生労働省のデータによると、亡くなられた人は、2015年(平成27年)968人、2016年(平成28年)621人、最も多かったのは2010年(平成22年)1731人でした。

その内8割が65歳以上の高齢者となっています。私の両親も70歳を過ぎても、畑仕事をしていますからね~心配です。ただし、高齢者以外のどの年代でも死亡例がありますので、高齢者に限らず注意が必要なんです。

熱中症の熱が出たら危険?

熱中症が重症化した場合、40℃を超える高熱が出ることがあり、熱射病とも呼ばれます。これは重症度Ⅰ~ⅢのⅢにあたり、とても危険な状態です。

私たちのカラダは体温より気温が高い場合には、汗を出して気化することで体温を平常に保ちます。しかし、大量の汗をかき体内の水分が失われると、それ以上汗をかくことができず体温が上がっていきます。

汗をかくことによる体温調節機能が失われると、生命の危機的ラインとされる42℃を超えることも。

このような場合は、医師の手当てが必要です。すぐに救急車を呼んで下さい。

赤ちゃんや子供は熱中症にかかりやすい

子どもはカラダが小さい分、環境の影響を受けやすいです。また、体温調節もまだ上手にできません。そのため大人と比べると熱中症にかかりやすいといわれています。

乳児だと暑くても暑いと言えないですし、自分で服を脱いだり、エアコンをつけたりできません。のどが渇いても、泣くのがせいいっぱい、「喉がかわいた~!」なんて言えないですもんね!

幼児や児童は、大人より地面に近い環境にいます。屋外ではアスファルトやコンクリートの照り返しで、大人と比べると気温が高い状況にいることになります。異変に気づいたときには、熱中症になっていたということも!

また、子どもがめいっぱい遊んだあと顔が真っ赤に上気していたり、大量の汗をかいていることがありますが、子ども自身に「具合が悪い」という自覚はありませんよね。しかし、体温が上昇して体内の水分がたくさん失われている状態ですので、注意が必要なんです。

子供の熱中症予防のポイントは、子ども自身が気を付けるのではなく、私たち保護者が注意してあげなければいけないのです。

熱中症の見分け方(症状を知ろう)

次のような症状が出たら、熱中症の疑いがあります。

  • 頭痛
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • ほてり
  • だるさ
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 発熱
  • 尿の色が濃くなる
  • カラダに力が入らない
  • 筋肉痛
  • 筋肉のけいれん
  • 汗が止まらない
  • 汗がまったく出なくなる
  • 体温が高く皮膚も熱い
  • 皮膚をつまんで離しても、すぐに元に戻らない
  • 爪を白くなるまで押して離したとき、すぐに元に戻らない
  • 肌が乾燥してカサカサになる
  • 口や鼻の中が乾燥している
  • 舌が白っぽくなる
  • ひきつけを起こす
  • まっすぐ歩けない
  • 水分補給ができない
  • 呼びかけに反応しない(意識がない)

熱中症は、高温多湿な環境に、私たちのカラダが適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。

以上のような症状が出た場合、ただちに応急処置が必要です。


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子供が熱中症にかかったら(応急処置と医師による手当て)

熱中症と思われる症状が出たらどのように対処すれば良いか見てみましょう。

・涼しい場所への移動

まずは冷房の効いた室内や車内に移動させて下さい。屋外で、そのような場所がない場合には、風通りのよい日かげに移動させて下さい。

・衣服を脱がして、カラダを冷やす

衣服を脱がす。もしくは、ゆるめてカラダの熱を放出して下さい。氷枕や保冷剤があれば両側の首筋や脇の下、太ももの付け根、お腹などを冷やして下さい。

氷枕や保冷剤が用意できないときは、皮ふに水をかけうちわや扇子など、もしくは代わりに使えそうなノートやタオルを使ってあおいで下さい。とにかくカラダを冷やしましょう。

・水分と塩分の補給

あれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませて下さい。嘔吐の症状が出ていたり意識がない場合は、むりやり飲ませないで下さい。誤って水分が気道に入る恐れがあります。

※手元にスポーツドリンクなどがない場合でも、簡単に作ることができます。

<スポーツドリンクの作り方>

水     1000ml
砂糖  大さじ4杯
塩   小さじ1杯
ポッカレモン100   大さじ1杯(あればお好みで)

砂糖と塩は初めに、少量のお湯で溶かしておきましょう。後は、混ぜるだけ。

もし意識がはっきりしていなければ、医師の手当てが必要です。すぐに救急車を呼んで下さい。 意識がある場合は応急処置をして下さい。

水分を飲ませる際に、他人が飲ませるとむせたりする可能性があるので、本人に持たせて自分で飲ませて下さい。そのときにしっかりと持てないなどの症状が出ていれば、すぐに救急車を呼んで下さい。

また、 40℃前後の高熱が見られる場合や、応急処置をしても、症状が改善されない場合も救急車を呼んで下さい。

熱中症の予防と対策(子どもの熱中症を防ぐポイント)

・顔色や汗のかき方を十分に観察する

子どもを観察した時、顔が赤く上気したり、ひどく汗をかいている場合には、深部体温がかなり上がっている可能性があります。涼しい環境下で十分な休憩をさせて下さい。

・適切な水分補給を学習させる

喉の渇きに応じて、適度な飲水ができる能力を磨いてあげて下さい。

・日頃から暑さに慣れさせる

カラダを暑さに順応させるには、日頃から適度な外遊びは必要です。

・クーラーの冷やしすぎに注意

冷たいものを飲み、冷えた部屋に長時間いるとカラダは芯から冷えきった状態になります。すると、自律神経が乱れて体温調節が上手くできない状態に!冷房の温度を28度くらいに設定して、冷やしすぎないようにして下さい。

・服装に気を付ける

とくに幼児は自分で衣服を選ぶことはできません。私たち保護者が適切な服装を選び、環境に応じて衣服の着脱を行う必要があります。

乳幼児への予防と対策

・置き去りにしない

これ当たり前のことですが、「寝ているから」,「ちょっとだけだから」と放置しない。特に、車内に置き去りにすることは絶対にやめて下さい。

・水分を多めに摂らせる

こまめな水分補給を心がけて下さい。新陳代謝が活発なため、汗や尿としてカラダから出ていく水分が多く、脱水を起こしやすいです。

・熱や日差しから守る

自立神経の働きがまだ未熟で、放熱や発汗による体温調節が上手にできません。熱のこもらない素材や薄い色の衣類を選ぶ。また、帽子などで日差しから守ってあげましょう。

・地面の熱に注意

背が低いですし、ベビーカーの利用などで大人よりも地面に近い環境に置かれています。その分、地表からの熱を受けやすくなります。

・室内でも注意が必要

日差しがない屋内では大丈夫と油断しがちですが、気温と湿度が高ければ屋外と同じです。

・周りの大人が守る

結局のところ、私たち大人が注意してあげなければ予防することはできません。暑さや体調の変化をまだ、うまく表現できないですし、疲れていても遊びたがります。周りにいる大人が気を付けて観察することが大切です。

乳児ですと、機嫌が悪く泣き止まなかったり、泣き声に元気がなかったりしたら注意が必要です。

熱中症予防に「暑さ指数(WBGT)」

熱中症を起こしやすい環境は気温だけで決まるのではなく、「湿度、熱環境(日射・輻射)、気温」の3要素で決まります。

特に湿度が重要で以下のような比率になっています。

湿度の効果 > 輻射熱の効果 > 気温の効果
7       2        1

これらを計算して出したものが、「暑さ指数(WBGT)」というもので、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは違いますので注意が必要です。

※WBGT:Wet-Bulb Globe Temperature(湿球黒球温度)

暑さ指数(WBGT)が28℃を超えると熱中症にかかる危険性が急に増します。最近では、天気予報で熱中症の危険度を知らせてくれたり、スマホのアプリなどでも確認できますので利用してみてください。

環境省の熱中症予防情報サイトが提供している、無料サービスで「暑さ指数 メール配信サービス」というものもありますので、参考にしてみてください。

小さいお子さんがおられる家庭には、こちらの商品が良いかも知れません。


今日のおさらい

 40℃を超える高熱が出たら危険!すぐに救急車を呼んでください
 赤ちゃんや子供は熱中症にかかりやすい
 子供が熱中症にかかったら、まず応急処置をする
 熱中症が重症化したら医師の手当てが必要!すぐに救急車を呼んでください
 暑さ指数(WBGT)が28℃を超えると熱中症にかかる危険性が急上昇
 子供の熱中症を防ぐには、私たち大人が注意しなければいけない

今日は、子供の熱中症について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?

まだまだ暑い日が続きます。例年、9月に入っても多くの人が熱中症で救急搬送されています。お盆を過ぎても、油断はできません。特に今年の猛暑は異常です。子供たちは猛暑なんておかまいなしで遊びますから、私たち大人がしっかりと守ってあげるしかありません。

熱中症や夏バテ防止にスイカが効果的なようです

 

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