老化スピードを速める果物|本当は危険な果糖(フルクトース)、果汁100%ジュースの落とし穴

フルーツの盛り合わせ

「果物はビタミン・ミネラル・酵素・食物繊維も豊富で、美容や健康に最適な食べ物」このようなイメージを持たれている人が多いのではないでしょうか?しかし、このイメージは本当なのでしょうか?どうやら間違いだったのかも知れません。今日は、果物(果糖)について紹介します。

関連記事はこちらです ⇒ 「私は絶対、アイスを食べません|隠された危険あなたは知っていますか?」
人気記事はこちらです ⇒ 「人気記事ベスト10」

  スポンサーリンク

果物の糖質

果物に含まれている糖質は、「果糖・ショ糖・ブドウ糖」です。この中のショ糖(スクロース)は、上白糖など私たちが普段料理に使っている砂糖の主成分です。ショ糖は単糖と単糖とが2つ結合して形成されている二糖類で、加水分解するとブドウ糖と果糖とに分かれます。

<それぞれの特徴>

【ショ糖】 
クセがなく、どんな人でも口にしやすい甘さを持つ。

【ブドウ糖】
ショ糖よりも甘さ控えめで、甘味度はショ糖の70%程度。

【果糖】
ショ糖より甘さが強くコクがあり甘味度はショ糖の1.2倍~1.5倍で、温度が下がると甘さが増す。

※例えばリンゴ1個(約300g)の糖質は33.2gで、内訳は、「果糖:17g、ショ糖:8.6g、ブドウ糖:5.7g、ソルビトール:1.9g」となります。

糖分の摂取量/day

日本人は平均、約60g/1日の砂糖を摂っているといいます。しかし、世界保健機関(WHO)が推奨するのは、成人で1日に25gまでとなっていますし、日本人なら15~20gぐらい、10歳未満の子供なら10g程度が理想といわれています。

たとえば梨には、8.8g/100gもの糖質が含まれています。梨一個が約300gなので、一個で目安量に達してしまいます。ブドウでは、14.4g/100gも含まれています。よほど気を付けていないと20gなんて、すぐにオーバーしてしまいます。

また、一般的な清涼飲料水では、10%程度の糖分が含まれています。たった500mlで50gです。100%果汁のフルーツジュース200ミリリットル中には28g前後の糖質が含まれています。※ちなみに25gは、ティースプーン5~6杯分です。

<果物,果菜の糖質/100g>

食品名糖質(g)/100g食品名糖質(g)/100g
バナナ21.4はっさく 10.0
ブドウ14.4メロン9.9
さくらんぼ14.0すいか9.2
キウイフルーツ13.2グレープフルーツ9.0
13.1びわ9.0
西洋なし 12.58.9
いちじく12.48.8
パインアップル11.9夏みかん8.8
りんご11.1レモン7.6
うんしゅうみかん11.0パパイア7.3
ネーブル10.8いちご 7.1
いよかん10.6アボカド0.9

 

糖が引き起こす老化現象

老化には、酸化によりカラダが錆ついていく現象があります。そしてもう一つは、糖化によりカラダが焦げついていく現象があります。私たちのカラダは多くの部分がタンパク質で出来ています。

食事によって過剰に摂取した「糖」と、このタンパク質が結びつくことで、「AGEs(終末糖化産物)」という老化物質が生まれます。血管や肌、髪、骨などカラダのあちこちにAGEsが生成されることで、カラダ全体が劣化していきます。これが糖化による老化のメカニズムです。

糖化についての記事はこちらもご覧ください ⇒  老化の原因は甘いものだった!|糖化=老化・病気」

残念ながら、AGEsは1度できると分解されません。年齢とともに蓄積され増加していき、50代になると20代の1.5倍にもなります。

果糖(フルクトース)は毒性AGEsを作り出す

糖のなかでも果糖(フルクトース)はAGEsを顕著に増加させます。果糖はブドウ糖に比べて10倍のAGEsを作り出します。また、血圧を上昇させたり、お腹周りの脂肪を増やします。ブドウ糖は代謝に時間がかかるため、血糖値として残存し、それによって各種AGEsを作り出します。

それに比べ、果糖は速やかに代謝されます。その際に「乳酸」、「脂肪酸(VLDL)」、「コレステロール」へと変換されますが、果糖代謝の中間体であるグリセロアルデヒドから作られるAGEsは『Glycer AGEs』または、『TOXIC AGEs』(毒性AGEs)と呼ばれます。

それは、このAGEsからは大量の活性酸素が生成されるためです。『TOXIC AGEs』が、AGEs受容体(RAGE: receptor for AGEs)に結合して毒性を発揮します。この結合によって、失明原因のトップである糖尿病性網膜症が引き起こされるほか、透析導入原因のトップである糖尿病性腎症にもつながります。

また、『TOXIC AGEs』は神経細胞を殺す一方で、ガン細胞の増殖を促すなど老化に伴って見られる痴呆やガンの増加とも関係しています。

果糖が引き起こす癌

甘い果物の摂取は中性脂肪の値を高めます。果糖(フルクトース)が中性脂肪を増やす作用はブドウ糖(グルコース)の2倍と報告されています。痩せているのに原因不明の高コレステロール血症・高脂血症という人に、果物の過剰摂取をやめさせると簡単にその数値が低下することも多々あります。

「果糖は安全な糖だから、どれだけ食べても大丈夫」という間違った知識が病気のもとを作っています。また現代のフルーツには過度に糖度を上げたものも出まわっています。本来のフルーツ(人の手が加わっていない)とは違い、さらに注意が必要です。フルータリアン(果実食主義者)には糖尿病患者が多く、見た目もどちらかというと老けた印象が強いですが10倍のAGEs、2倍の中性脂肪、納得いくのではないでしょうか。

ブドウ糖(グルコース)は血糖を上昇させインスリンの分泌を刺激して、ガンの発生、増殖や転移を促進することは、多くの人が知っています。しかし、果糖(フルクトース)はインスリンの分泌を刺激しないので糖尿病や肥満の人にも問題が少ない、ガン細胞の増殖も刺激しないと思っている人がいます。しかし、この考えは全くの間違いで、多くの研究で、果糖(フルクトース)はブドウ糖(グルコース)以上にガンを促進する可能性が指摘されています。

アップル創設者の一人「スティーブ・ジョブズ」は、56歳という若さですい臓ガンで亡くなりました。彼は菜食主義者であり、異常なほどの果実食主義者で有名でした。また、俳優のアシュトン・カッチャーも映画、「スティーブ・ジョブズ」出演の際、役作りのためにジョブズの食事法を忠実に実践していたところ、すい臓に痛みをともない病院に搬送されました。検査の結果、すい臓は上手に機能できていなくて、かなり危険な状態になっていたそうです。

ハワイ大学ガン研究所では、「特に太りすぎ、肥満の人々にこの影響は大きく、果糖の摂取が多い人は、膵臓ガンの発症リスクが46%増加する」と発表しています。

他にも問題があります。それは果物のほとんどが体を冷やす食べ物であることです。あらゆる病気は冷えと血液の汚れによって引き起こされます。体温が下がるとガンになりやすくなります。免疫力も低下し風邪などの病気にもかかりやすくなります。

その他にも消化酵素などの体内酵素は冷やされると、うまく働けなくなるため消化不良をおこすなどさまざまなトラブルの原因になります。また、糖分の高い食べ物を好んでよく食べる人は、免疫機能が減退し、ガンになる確率が普通の人の4~5倍になることも分かっています。

フルーツジュース・ドライフルーツの落し穴

コンビニやスーパーにある一般的な野菜&フルーツジュースには人工甘味料が含まれています。 「果糖液糖」、「果糖ブドウ糖液糖」、「異性化糖果糖ブドウ糖液糖」と成分表示にあるものはブドウ糖の10倍のAGEsをつくるといわれています。また、果汁100%ジュース(濃縮還元)にも注意が必要です。製造過程で食物繊維や酵素・ビタミン・ミネラルが破壊される上に香料、防腐剤、保存料も含まれています。

健康のために積極的に果汁100%ジュースや野菜ジュースを飲むのは、残念ながら間違いです。たとえば、通常のオレンジは1個60Kcalで12gの糖質しか入っていませんが、グラス一杯のオレンジジュースになると120Kcalで糖質は24gも入っています。

これはドライフルーツでも同様で、一般的なドライフルーツは、生のフルーツと比べて平均で約8倍の糖質を含みます。(※ブドウ(100g)の糖質14.4gグラムに対し、レーズンの糖質は103.5g)

健康のために飲むのであれば、豊富な栄養素を含んだストレートタイプのジュースを選びましょう。ストレートタイプとは、果物から絞った果汁を薄めたり、濃縮するなどの加工をしていない、そのままのものです。生の果物をそのまま使用するので、生産時期や量が限られ、高価になってしまいます。

生の果物は食べてはいけない?

絶対に食べてはいけないのではありません。食べる量や食べるタイミングに気をつければ、カラダに良いビタミン・ミネラル・酵素・食物繊維を摂取するのに最適な食材となります。

<食べる量>

一日の目安は200gといわれています。果物200gの目安は次の通りですが、一日の「糖分摂取量」で考えると200gでも摂りすぎになるものもあります。また、おやつなどで果物にプラスしてジュースや清涼飲料水を飲むと完全にオーバーしてしまいます。

ですから理想はごく少量になってしまいますが、これはあくまで「糖分摂取量」で考えた場合です。しかし、ビタミン・ミネラルなどの栄養素の補給も必要ですから果物を食べる際は、他の「糖質」を避けるなどの工夫も必要です。

例(200gの果物)
いちご 15粒
バナナ 2本
キウイ 2個
オレンジ 1個
グレープフルーツ 1個

※缶詰の果物は砂糖を使ってシロップ漬けにしたものなので、カロリーは1.5倍以上。加熱されて酵素・ビタミンなどの栄養素は少なくなっている場合も多いので注意が必要です。

<食べるタイミング>

食べる時間はできるだけ朝か日中の活動時間中が好ましいです。夕方以降はできるだけ食べないようにしましょう。中性脂肪として蓄えられてしまいますので、特に寝る前は最悪です。しかしながら例えば、夜にお腹が空いた時にケーキやジュース・清涼飲料水を摂るよりは、果糖が気になるとはいえ果物を食べる方が結果、カラダには優しいです。

また、栄養素を最大に利用するには、食後のデザートとして食べるのはNGです。果物は摂取後20分で消化されますので、その間は他の食べ物を胃に入れないことが先決です。


今日のおさらい

レ点3 果物に含まれている糖質は、「果糖・ショ糖・ブドウ糖」
レ点3 世界保健機関(WHO)が推奨する糖分摂取量は、成人で1日に25gまで
レ点3 糖化によりカラダが焦げつき老化する
レ点3 『AGEs(終末糖化産物)』は1度できると分解されない
レ点3 果糖はブドウ糖に比べて10倍のAGEsを作り出す
レ点3 果糖は血圧を上昇させたり、お腹周りの脂肪を増やす
レ点3 果糖が中性脂肪を増やす作用はブドウ糖の2倍
レ点3 果糖は『TOXIC AGEs』(毒性AGEs)を作り出す
レ点3 果糖はブドウ糖以上にガンを促進する可能性がある
レ点3 健康のために果汁100%ジュースや野菜ジュースを飲むのは間違い

今日は“果物に含まれている果糖(フルクトース)”について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?

老化には酸化の影響と糖化の影響があって、糖化による老化現象は糖質が原因、甘いものを摂れば老化は進行します。なかでも果物に含まれる果糖は、ブドウ糖に比べると10倍の老化物質を作り出すというから驚きです。

しかし、生の果物を皮ごと食べるのであれば、食物繊維が一緒に摂れ糖の吸収を抑えてくれるので量と時間帯を正しく守れば、ビタミン類やその他の機能性成分を効率よく摂取できるメリットは大きいと思います。ただし、食べ過ぎには注意が必要ですね。

  スポンサーリンク

関連記事

ピックアップ記事

可愛いエルダーフラワー

2016.6.17

天然のお薬、「エルダーフラワー」が凄い!|万能ハーブをコーディアル、お茶、ジャムで食す

前回、「スーパーフルーツ「エルダーベリー」の抗酸化力が凄い|特許技術で健康増進!」で紹介したエルダーベリーですが、抗酸化力の強いアントシアニ…

おすすめ記事

ページ上部へ戻る