金属アレルギー(接触性皮膚炎)が怖い|誰もがある日突然、発症する

腕時計をして頬杖をつく女性

金属アレルギーは、誰もがある日突然、発症する恐れがあります。年齢、性別に関係なく、その数は予備軍も含めると推定1000万人(日本人の12人に1人)といわれています。

前回、「汗アレルギーの予防と対策」で金属アレルギーについて少し触れましたが、今日はもう少し突っ込んで見たいと思います。

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接触性皮膚炎(金属アレルギー)とは

ピアスやネックレスなどアクセサリーの金属と汗などが反応して発症します。金属は汗などの体液に溶け出し、それがイオン化して身体のタンパク質と結びつきアレルゲンとなり、かゆみやかぶれなどの症状が起こります。これを「接触性皮膚炎」といいます。

また、衣類に殘った洗剤や柔軟剤などが汗で溶けだし、肌についてかぶれてしまうこともありますが、これも接触性皮膚炎です。接触性皮膚炎の特徴は、原因物質に接触した部分としなかった部分との境界線がはっきりと現れることです。

全身型金属アレルギー(異汗性湿疹)

手のひらや足の裏に、かゆみを伴った水疱がブツブツとできる症状は、汗疱状湿疹または異汗性湿疹と呼ばれます。多汗の人に起こりやすいと言われていますが、汗腺自体の問題ではなく金属アレルギーやストレス、自律神経失調などが要因とされています。

異汗性湿疹で、代表とされるものが「全身型金属アレルギー」です。全身型金属アレルギーは、歯科金属や内服薬、食品中に含まれる金属が口の粘膜や腸から吸収された後、汗として排出されることでアレルギー反応を起こしてしまいます。

全身型金属アレルギーの特徴としては、手のひらや足にかゆみが出ることが多く、水虫と間違われやすい点があげられます。

原因の8割がアクセサリー

金属アレルギーの原因として約8割を占めるのがアクセサリーです。特にピアスを初めてつける時は非常に危険です。ピアスは直接血液や体液に触れるので、発症しやすくなります。また安いピアスにはイオン化しやすい金属が使われていることもあり、発症の確率を上げてしまいます。

アレルギーを起こしやすい金属

アレルギーを起こす金属は、ニッケル、コバルト、水銀、クロム、鉄、亜鉛、銅、スズ、パラジウム、アルミニウム、マンガンなどです。特にニッケルは加工しやすい金属で、安価なアクセサリーに多く用いられています。

ピアスやネックレス、腕時計や下着の金具など日常的に触れるものに含まれています。また、革製品や化粧品にまで金属が含まれています。

アクセサリー以外の金属

<革製品>
なめしにクロムが使われている

<化粧品>
金、銅、鉄、亜鉛、ニッケル、クロム、コバルト、アルミニウム、パラジウム、チタン、マンガン、ジルコニウム、イットリウム、バナジウムなど

<歯科金属>
〇 金銀パラジウム合金
保険治療で多く使用されている金属

〇 ニッケルクロム合金
金銀パラジウム合金よりもアレルギーリスクが高い(最近では使用が限定されている)

〇 アマルガム合金
アマルガムに用いられる水銀は無機水銀で、有機水銀のような毒性はありませんがアレルギーリスクが高い(最近は使用されなくなった)

〇 銀合金
やわらかい金属なので、主に乳歯の治療や、神経を取った歯の土台などに使用(錆びやすく、溶出して歯茎を黒く変色させることがあります。銀自体はアレルギーを起こしにくいですが、合金に含まれる他の金属がアレルギーを引き起こすことがあります)

〇 金合金/白金加金
金を主体とした合金で、錆びにくい金属(他の金属に比べ、金属の溶け出しや歯茎の変色のリスクが低いが、保険治療外)

<食品>
ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、ニッケル、クロム、コバルト、アルミニウム、マンガンなど。

金属アレルギーにならないために

「汗アレルギーの予防と対策」で紹介しました、以下の項目が基本になってきます。

  1. こまめに汗をふく習慣をつける
  2. 帰宅したら早めにシャワーを浴びる
  3. 通気性の良い衣類を選ぶ
  4. 汗を吸う素材の衣類を選ぶ
  5. 締めつけの少ない下着を選ぶ
  6. 女性ならカップ付きインナーもおすすめ
  7. 直接肌に触れるアクセサリーは必要最小限にする
  8. 喫煙を控える

金属アレルギーにならないためには、汗をかいた場所からアクセサリーなどの金属を外し、肌を清潔に保つことです。また肌に傷があるときや弱っているときは、身につけないようにすることも大切です。特にファーストピアスをするときはピアスの材質や傷口の消毒など細心の注意が必要です(ピアスの材質:チタンが一番安全とされている。金・プラチナもアレルギーを起こしにくい)。

それから、歯科金属も原因になりますから、差し歯や入れ歯、虫歯治療などで金属を使用している人は歯磨きをきちんとし、お口の中を清潔に保つことも大切です。また、食品中にも金属は含まれていますから、食生活にも気をつける必要があります。

健康食ブームにのり、五穀米など過剰に摂取してしまうと、ニッケルによるアレルギーを起こす確率が上がります。ほかにも金属含有量の多いチョコレートやココアなどの食べすぎにも注意が必要です。


今日のおさらい

 レ点3 アクセサリーなどの金属が溶け出し、身体のタンパク質と結びつきアレルゲンとなる
 レ点3 金属アレルギーには接触性皮膚炎と全身型金属アレルギーがある
 レ点3 原因の8割がアクセサリー類である(ピアスは要注意!)
 レ点3 革製品や化粧品にまで金属が含まれている
 レ点3 歯科金属、食品中の金属も汗として排出される
 レ点3 生活習慣、食生活を気をつけることで予防できる

今日は「金属アレルギー 」について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?

前回の「汗アレルギー」と同様に、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。汗とともに排出された金属を放置しないことが大切です。誰もがある日突然、発症するリスクを抱えて生活しています。金属アレルギーにならないために、日頃からできるケアはしておきましょう。

また、少しでも金属アレルギーの疑いのある人は病院で検査をしてもらい、自分が何の金属でアレルギーを起こしているか把握することで重症化を防ぐことができると思います。

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