RSウイルスがインフルエンザより怖いわけ!|乳幼児・高齢者が危ない

おでこを合わせた母子

気温が下がるこれからの季節、気をつけなければいけないことが沢山あります。前回は「寒冷アレルギー」について、前々回は「ノロウイルス」について紹介しましたが、今日は「RSウイルス」について紹介します。

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RSウイルスがインフルエンザより怖いわけ

  1. RSウイルスは、感染予防のワクチンがない。
  2. 特効薬も存在しない。
  3. 健康な成人が感染に気づかずウイルスを撒き散らす。
    (ウイルス排泄期間は7~21日と長い)

<感染に気づかないとはどういうことか?>
感染しても健康な成人であれば鼻風邪程度の症状で済むことが多いので、感染に気づかず放置してしまう人が大多数です。その結果、接触・飛沫感染で爆発的に広がってしまいます。知らないうちにウイルスを撒き散らしているのです。免疫力の弱い乳幼児や高齢者は重症化し、命を落とすこともあります。

肺炎や気管支炎ばかりか、インフルエンザのように脳症を起こすともいわれています。ウイルスが心臓に感染する心筋炎を引き起こす例もあるようです。肺や免疫系・神経系・筋肉系などに持病があると、年齢に関係なく重症化し死に至る可能性もあるといいますので、年齢に関係なく恐ろしいウイルスだといえます。

乳幼児に肺炎や気管支炎を引き起こす「RSウイルス感染症」

RSウイルスは、1歳までに50%、2歳までにほぼ全員が感染します。その後、再感染を繰り返し次第に症状は軽くなっていきます。大半は風邪に似た軽い症状で済みますが、初感染の場合1〜3%が重症化し肺炎や気管支炎の原因となるほか、乳幼児突然死症候群(SIDS)との関連も指摘されています。

感染後4~5日の潜伏期ののち、鼻汁、咳、発熱などの上気道症状が現れます。3割程度の人はこのあと炎症が下気道まで波及して、気管支炎や細気管支炎を発症し、咳の増強・呼気性の喘鳴(ぜんめい)・多呼吸などが現れます。

風邪と見分けるポイントは?治療は?

風邪と見分けるポイントは、喘鳴(「ぜーぜー」という呼吸音)がしたり、熱やせきが長引く場合は感染している疑いがあります。

治療は、対症療法が主体になります。発熱に対しては冷却とともに、解熱剤(アセトアミノフェンなど)を使用します。喘鳴を伴う呼吸器症状に対しては鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)や気管支拡張薬などを使用します。細菌感染の合併が疑われる場合は抗生剤を使用します。脱水気味になると、痰が粘って吐き出すのが困難になるので、水分の補給に努めます。

RSウイルス感染症の予防

RSウイルスは非常に感染力が強く、ウイルスがおもちゃなどに付着してから4~7時間は感染力を持っているといいます。日ごろから外出の後や調理、食事の前、鼻をかんだ後などは石鹸でよく手を洗いましょう。また、家族が風邪をひいたら、たとえ軽くても油断せずに、マスクをつけ手洗いや消毒を徹底してください。

特に、RSウイルス流行期(10月頃から2月頃)には、次のような場所、行動を避けましょう。

  • 受動喫煙の環境
  • 人の出入りが多い場所
  • 保育所の利用
  • 乳幼児と兄姉(学童、幼稚園児)との接触

今日のおさらい

レ点3 RSウイルスは、感染予防のワクチンがなく特効薬もない
レ点3 健康な成人が感染に気づかずウイルスを撒き散らす
レ点3 ウイルス排泄期間は7~21日と長く感染力が強い
レ点3 免疫力の弱い乳幼児や高齢者は重症化し、命を落とすこともある
レ点3 RSウイルス流行期(10月頃から2月頃)には感染予防を徹底する

今日はインフルエンザより怖い「RSウイルス」について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?

感染に気づかずウイルスを撒き散らすとは、何とも恐ろしいいことです。私も今、風邪をひいているのですが、実はRSウイルスなのか・・・と怖くなります。うちにも小さい子がおりますので、マスクの着用・手洗い・うがいを徹底しようと改めて思いました。みなさんも、お気を付けくださいね。

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