ノロウイルスの基礎知識|冬が来るまでに知っておくべきポイント

お腹を押さえて痛がる女性

そろそろ風が冷たい季節になって来ましたね。これから気をつけなければならないのがノロウイルスです。ノロウイルスはウイルス性食中毒の原因物質のひとつであり、また感染性胃腸炎の原因物質のひとつでもあります。今日は、ノロウイルスの基礎知識について紹介します。

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寒い季節に流行する

ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。ノロウイルスは手指や食品などを介して経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐・下痢・腹痛などを引き起こします。ノロウイルスによる食中毒は年間発生患者数がその他の病因物質に比べて非常に多く、約半数を占めています。

発生は11〜2月の寒い時期が多く、また大規模な食中毒になりやすいという特徴があります。

ノロウィルス感染症の症状と特徴

感染経路073461

  • 汚染された食品
  • 感染源となる食品の代表は「二枚貝」です
  • 汚染された食品を加工した時のまな板、包丁、調理器具など
  • 感染した調理従事者を介した二次汚染
  • 感染者の嘔吐物やふん便
  • トイレ・手すり・ドアノブなどからの二次感染
  • 経口感染・接触感染・飛沫感染など


症状

  • 体内にウイルスが入ってから、24~48時間に激しい嘔吐や下痢・腹痛が発生し、ときには、発熱・頭痛・筋肉痛を伴う
  • 2~3日経過すると、症状は回復に向かいはじめる
  • まれに、1日あたり20回以上の酷い下痢症状を呈し脱水症状になることもあり、その場合は入院などの特別な処置が必要となることがある
  • 体内のウイルスは次第に感染力も弱くなり通常は発症後1週間程度で他人への感染力はなくなるが、稀に2~3週間程度ウイルスが生きている場合もあり、症状が回復してきたように感じても二次感染の感染原因となる可能性もある

特徴

  • ヒトの腸管内のみで増殖する
  • 感染力が非常に強く、少量(10~100個)でも発症する
  • 経口感染・接触感染・飛沫感染など感染ルートが複数ある
  • ノロウイルスは乾燥すると空中にただよい、これが口に入って感染することがある
  • ノロウイルスに一度感染した患者でも、繰り返し発症・感染する
  • アルコールや高温に対する抵抗性が強い。また、乾燥や酸にも強く、水中でも長時間生きていることができる非常に厄介なウイルス
  • 特に保育園、小・中学校、病院、老人ホームなどの施設で、ヒトからヒトへの感染が多く発生する

ノロウイルス感染症の予防

しっかり手洗い

  • 食事や調理の前、トイレの後は、 石けんでしっかり手を洗いましょう
    (特に、汚れが残りやすい指先、指の間、親指周り、手首はしっかり洗いましょう)タオル
    ※一般に手指の消毒用の消毒用アルコールや逆性石けん液(消毒薬)は、ノロウイルスにはあまり効果がありません。

 <正しい手の洗い方>

 手の洗い方
出典元:和歌山市保健所 http://www.kansen-wakayama.jp/pdf/tearai.pdf

食品は加熱

  • 加熱調理する時は 中心までしっかり火を通しましょう
  • 二枚貝の調理は中心部まで十分( 85~90℃で90秒間以上 )に加熱します
    ※カキは食品表示をよく確認し、加熱調理用のむき身または殻付きカキは、新鮮であっても絶対に生で食べないで下さい
  • 生の二枚貝を取扱った手指や調理器具は、念入りに洗いましょう

 
調理器具類の洗浄・消毒

  • 包丁・まな板・ふきんなどの調理器具は、念入りに洗いましょう
  • 消毒には 塩素系消毒剤又は 煮沸が有効です
    ・ノロウイルスは85℃以上で1分間以上加熱すると感染力がなくなります
    ・塩素系消毒剤としては台所用塩素系漂白剤(成分は次亜塩素酸ナトリウム。塩素濃度5~6%)があります。調理器具類を消毒する場合は 0.02%にうすめて使用 してください。

※使用に際しては薬剤に記載の注意事項をよく読んで使用しましょう。

二次感染を防ぐには

患者の便や嘔吐物を処理する際には使い捨ての手袋・マスクを使用し、手洗い・うがいも徹底しましょう。 便やおう吐物はペーパータオルなどで取り除き、ビニール袋に入れます。 残った便や嘔吐物の上にペーパータオルをかぶせ、その上から50倍~100倍に薄めた市販の塩素系漂白剤を十分浸るように注ぎ、10分ほど放置し消毒します。その後、汚染場所を広げないようにペーパータオルでよく拭き取ります。

ウイルスは乾燥すると空気中に漂い、これが口に入って感染することがありますので、便や嘔吐物を乾燥させないことが重要です。

※ノロウイルスは、100個以下の少ない量でも感染してしまう強力なウイルスです。症状のある人の便やおう吐物には、大量のノロウイルス(便1g中に1億個以上、おう吐物1g中に100万個以上)が含まれているので、取扱いには十分な注意が必要です。


市販の漂白剤の薄め方(塩素濃度約5%の場合)

  0.02%・・・家庭や施設などで、トイレのドアノブや手すりなど、多くの人が触れる場所の消毒に使用
  0.1%・・・おう吐物・ふん便が付着した場合の処理に使用

(注)次亜塩素酸ナトリウムは金属を腐食させるため、金属部分に使用した場合は10分程度たったら水拭きしてください。また、塩素ガスが発生することがあるので、使用時は十分に換気をしてください。

濃度(希釈倍率) 希釈方法
0.02%(200ppm)2リットルのペットボトル1本の水に10ml
(原液をペットボトルのキャップ2杯)
0.1%(1000ppm)500mlのペットボトル1本の水に10ml
(原液をペットボトルのキャップ2杯)

今日のおさらい

レ点3 ノロウイルス感染症は一年を通して発生していますが、特に冬季に流行する
レ点3 感染力が非常に強く、少量(10~100個)でも発症する
レ点3 経口感染・接触感染・飛沫感染など感染ルートが複数ある
レ点3 ノロウイルスは乾燥すると空中にただよい、これが口に入って感染することがある

今日は、ノロウイルスの基礎知識について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?
11〜2月の寒い時期に流行するとの事ですから、そろそろ気を付けないといけませんね。風邪やインフルエンザも流行する季節ですので、手洗い・うがいはしっかりと行うように心がけたいものです。

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