ニセモノ食品は、こう作る!| 味も見た目も騙される、最新のコピー技術《part1》

私たちが普段、口にしている食品がすべて“ニセモノ”だったとしたら、あなたはどうしますか?最近の加工技術は優秀で、素人には見分けのつかない「コピー食品」が、たくさん溢れています。今日は、その一部を紹介します。

関連記事はこちらです ⇒ 「ニセモノ食品は、こう作る!| 味も見た目も騙される、最新のコピー技術《part2》」

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イクラ

イクラ

天然のイクラは鮭やマスの卵が使われますが、コピー食品のイクラは魚卵を一切使っていません。海藻抽出物のカラギーナン、キサンタンガムなどの溶液を天然着色料で着色、目玉には同様の着色をしたサラダ油を注入。それを包む皮膜は海藻エキスを使います。味つけはもちろん化学調味料です。

この人工イクラは、本物と混ぜてお店でよく使われています。以前は皮が固いといわれましたが、今はそうでもないので見分けがつかないかもしれません。ちなみに、熱湯で白く濁るものが本物です。

フカヒレ

フカヒレ

人工フカヒレは豚ゼラチンとアルギン酸ナトリウムなどから作られます。本物のフカヒレもほとんどがゼラチンですので素人では、なかなかニセモノと見抜くことはできないでしょう。特徴は無臭で、強く引っ張ると切れてしまいます。本物には若干のアンモニア臭があり、弾力に富んでいます。また、エイのヒレを使ったフカヒレもあるそうです。

フォアグラ

フォアグラ

鶏レバーに乳化剤やガチョウ油脂、ラードなどを混ぜて成型し、マデラ酒などで味付けします。見た目や味を似せたペースト状のニセフォアグラのできあがりです。

チキンナゲット

チキンナゲット

冷凍食品の定番であるチキンナゲットの中身は、ほぼ大豆です。鶏肉はゴミ同然のクズ肉や鳥皮を使った加工肉が少しだけで、残りは大豆タンパク、でん粉類、スケトウダラのすり身などを混ぜ合わせ増粘多糖類などで固めます。そして、繊維状大豆タンパクを肉の繊維の代わりとして加えプレスすると肉っぽい歯ごたえになります。

もちろん、化学調味料、着色料、pH調整剤、グリシンなど添加物も使われます。

ジャム

ジャム

リンゴが杏ジャムやいちごジャムに変身!
売り物にできない落ちたリンゴを、タダ同然の安い値段で仕入れます。そのリンゴに、イモやデンプンを入れて粘り気を出し、リンゴジャムだけでなく、杏ジャムやいちごジャムを作るのです。

もちろん多くの食品添加物の力が必要となるわけで、こうして作られたジャム製品は食品添加物のてんこ盛りです。

しょう油

しょう油

しょう油の主な材料は「大豆、小麦、塩」ですが、コピー食品の原材料は「脱脂加工大豆、調味料、PH調整剤、甘味料、カラメル色素」となっています。脱脂加工大豆とは、大豆の残りカスを塩酸で加水分解したものです。その醤油の成分欄には「醤油」ではなく「醤油風調味料」と表示されています。

みりん

味醂

安く売られている「みりん」は、みりんでなく「みりん風調味料」です。コピー食品である「みりん風調味料」の作り方は至ってシンプルです。本来の製法である麹を2ヶ月間熟成させるといった手間は要らず、用意した材料をただブレンドしているだけです。

甘味料のガムシロップをベースに食品添加物のコハク酸といった各種酸味料やグリシンなどの調味料、ほんのりした黄色をつけるための着色料等を決められた分量で混ぜ合わせれば、立派な「みりん風調味料」が出来上がるのです。「てり」は水飴、酒の香りは醸造アルコール、酸味料で味付けされ黄色く着色されたものが、「みりん風調味料」なのです。

コーヒーフレッシュ

コーヒーフレッシュ

「コーヒーフレッシュ」は、牛乳や生クリームから作られていると思うでしょうが実はまったく違います。植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てただけのものなのです。植物油を使うことで、牛乳や生クリームを使用するよりもはるかに安くできますし保存も効きます。

普通は水と油は混ざりませんが「乳化剤」を使用します。乳化剤とは、界面活性剤のこと。これを入れると、あっという間に油と水が混ざって、ミルクらしく乳化します。そしてミルクに似せるため「増粘多糖類」でとろみをつけます。次に「カラメル色素」を使い、いかにもクリームらしい色合いにします。

仕上げに「香料」を入れ、日持ちさせるために「pH調整剤」も入れます。なんと、コヒーフレッシュの正体は「油と水と添加物」だけなのです。

ホイップクリーム

ホイップクリーム

これも、「コーヒーフレッシュ」とほぼ同じで、油の配合比と添加物の種類が違うだけです。

<油の配合>

  • ホイップクリーム30~50%
  • コーヒーフレッシュ20~40%

アイスクリーム

アイスクリーム

牛乳も卵も使わないラクトアイスというものがあります。お店でよく売られている安いアイスです。牛乳の代用品として植物性油脂が使われ、卵黄の代わりにレシチンが使われます。そして砂糖の代わりにガムシロップ。ガムシロップの成分は、「異性化糖+水」。

異性化糖はトウモロコシやじゃがいも、サツマイモなどのデンプンを酵素で糖としたもので、「ぶどう糖果糖液糖」とか、「果糖ぶどう糖液糖」とも表示されます。


今日のおさらい

レ点3 コピー食品っていうが、本物のかけらもない
レ点3 ニセモノ食品を作る技術が凄すぎる

今日は「ニセモノ食品」(コピー食品)の作り方について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?

正直、驚いた人も多いと思います。まさかいつも食べているものがニセモノだったとは。しかし、今日紹介したものは、ほんの一部です。「ニセモノ食品」は、まだまだあります。こうして溢れかえる「ニセモノ食品」を口にするたび、食品添加物を一緒に摂取していることを忘れてはいけません。

激安の商品や冷凍食品などの加工食品は「ニセモノ食品」が多いだけに添加物による影響も気になるところです。

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