食品添加物とは「甘味料」|基礎知識⑦

前回、「食品添加物とは[香料]|基礎知識⑥」で香料について勉強しましたが、今日は食品添加物の“甘味料”について紹介します。

関連記事はこちらです ⇒ 「カロリーゼロなのに肥満になってしまう|人工甘味料の秘密」
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甘味料とは

食品に甘みをつけるために使われる調味料。食品衛生法による食品の表示にあっては食品添加物に区分される。近年では、天然に存在しない人工甘味料である合成甘味料も利用されています。

<天然甘味料>
食品中に微量に含まれている甘み成分を取り出し精製、濃縮したもので食品として取り扱われるもの。あるいは酵素処理等によって甘み成分を合成した“既存添加物”。一部には、特殊な処理を伴わず食品のままで甘味料として利用されるものもあります。

    • 砂糖(和三盆・黒糖・三温糖)
    • 蜂蜜
    • メープルシロップ
    • モラセス(糖蜜)
    • 水飴
    • ブドウ糖
    • 麦芽糖
    • ショ糖
    • ブドウ糖果糖液糖
    • オリゴ糖

 “既存添加物”(天然に存在する甘味料であり、人工的に合成されるもの)

    • エリスリトール
    • トレハロース
    • マルチトール
    • パラチノース
    • キシリトール
    • ソルビトール
    • ステビア
    • 甘草抽出物
    • 羅漢果抽出物
    • ソーマチン
    • グリセリン
    • クルクリン
    • モネリン
    • モナチン


<合成甘味料>
“指定添加物”

    • アスパルテーム
    • アセスルファムカリウム
    • スクラロース
    • サッカリン(サッカリンナトリウム)
    • チクロ(サイクラミン酸)
    • ネオテーム

合成甘味料についての記事はこちらもお読みください ⇒ 「合成甘味料の危険性とは|避けることは出来ないのか?」

人工甘味料の特徴

砂糖の数百倍程度の高甘味度を持つ添加物を使用すると食品の糖類含有量を減らすことができ、カロリーを抑える効果があり、清涼飲料水・菓子・アルコール飲料などに利用されます。また、虫歯の原因とならない(あるいは虫歯を予防する働きがあると考えられている)キシリトールなどの糖アルコール類が歯磨き粉やチューインガムに利用されます。

<糖質系甘味料>

  • カロリーは、砂糖よりやや低めか同じ程度
  • 甘味度は、砂糖と同じかやや低いものが多い

①キシリトール
むし歯を予防する(歯の再石灰化を増強)、代謝にインスリンを必要としない、などの利点があります。ただし、大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあります。

②ソルビトール
脂質の酸化などを防ぐ特性もあり、かまぼこなど加工品にも使用されています。

③パラチノース
むし歯になりにくい、血糖値の上昇を抑える、などの利点があります。

④トレハロース
トレハロースは自然界の動植物や微生物に多く含まれている安心の糖。毎日の食卓に並ぶ食べ物にもたくさん含まれています。

⑤オリゴ糖
腸内細菌を活性化させるだけでなく、ビフィズス菌の栄養源となって増殖を促します。

⑥マルチトール(還元麦芽糖)
甘味度は、砂糖の約80%位でキシリトールのように清涼感のある甘さではなく、砂糖に近い甘さの質です。カロリーは1gあたり約2kcalで、砂糖の半分です。


<非糖質系甘味料>

  • 低カロリー、またはカロリーが無いのが特徴
  • 甘味度は、砂糖の約200~800倍と非常に高い

①ステビオシド(ステビア
甘さは砂糖の250~350倍です。むし歯になりにくい、耐熱性がある、などの利点がありますが、身体への影響を指摘する声もあります(純度の低いものは発がん性の疑いがある)。

②アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物
甘さは砂糖の200倍の甘さを持つので砂糖の代わりにダイエット食品などに使われますが日本ではその添加物の安全性に疑問の声もあります。

③アセスルファムカリウム
こちらもアスパルテームと同様な使われ方をしている合成甘味料です。砂糖の約200倍の甘味がありますが、生体内で利用されない為、ノンカロリー甘味料として使用されています。水に溶けやすく、甘味の発現が早い為、アスパルテーム、スクラロース、ステビア等と組み合わた使用で相乗効果を出すことも多いようです。こちらも安全性に疑問の声もあります。

④スクラロース
味が砂糖に似ており加熱に強く、水やアルコールにも溶けやすいので調理にも使用できる。またノンカロリーでむし歯の原因にもなりにくい。

⑤サッカリン(サッカリンナトリウム)
砂糖と比べ500倍の甘味を持つことから、砂糖の消費に対する生産不足を解消しうる代替添加物として世界的に普及しましたが、かつての安全性の懸念等から、日本の加工食品ではスクラロース・アセスルファムカリウム・アスパルテームなどにほぼ取って代わられました。しかし歯磨き粉には多く使用されています。

⑥ネオテーム
甘味度は、砂糖の7,000~13,000 倍、アスパルテームの約30~60倍です。砂糖に近いすっきりした甘味です。甘味以外に、食品の持つ風味を引き立たせる風味増強効果や、苦味などの不快な味を低減させるマスキング効果もあります。

主な甘味料の甘味度(砂糖=1)
【甘味料】 【甘味度】
アスパルテーム200
アセスルファムカリウム 250
サッカリンナトリウム 400
スクラロース750
ネオテーム 10,000

安全性

アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物は、体内で劇物のメチルアルコールを生成し、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などを引き起こす恐れがあるといわれています。1990年代に、アスパルテームは脳腫瘍や白血病、リンパ腫などを引き起こす可能性があることが研究者によって指摘されました。

また、アセスルファムカリウムは、体内で分解されないため異物となってグルグルめぐり、肝臓や免疫の機能を低下させる恐れがあるともいわれています。


今日のおさらい

レ点3 天然甘味料=天然のもの
レ点3  既存添加物=天然に存在する甘味料で、人工的に合成されるもの
レ点3 合成甘味料(指定添加物)=人工的に合成したもの
レ点3 人工甘味料=既存添加物と合成甘味料(指定添加物)

今日は、“甘味料”について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?
砂糖の数百倍の甘味をもちカロリーが少ない、またはゼロ。なんとも夢のような甘味料ですね。糖尿病や肥満で苦しんでいる人には、必要不可欠な添加物だと思います。

しかし、一方では危険性を指摘されている甘味料も存在しています。カロリーがゼロだからといって食べ過ぎ・飲み過ぎを繰り返していると、添加物の摂りすぎにもつながりますので気をつけたいものです。

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