食品添加物とは「着色料」|基礎知識⑤

前回、「食品添加物とは[保存料]|基礎知識④」で保存料について勉強しましたが、今日は食品添加物の“着色料”について紹介します。

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着色料とは

食品の加工・製造時に着色を目的として用いられる色素。ウコン・クチナシなどの天然着色料と合成着色料があります。

着色料の役割は

<メリット>
  食品の色調を調整して見栄えを良くします。

<デメリット>
▶  発ガン性、アレルギー、多動性、発達障害などの危険性が指摘されています。

着色料の種類(一覧)

着色料は、天然着色料と合成着色料の2種類に分かれます。

<天然着色料>

                  

アカキャベツジュース アカキャベツ色素 アカゴメ色素
アカダイコン色素 アカビートジュース アズキ色素
アズキ全草抽出物 アナトー色素 アルカネット色素
アルミニウム イカスミ色素 イモカロテン
ウグイスカグラ果汁 ウグイスカグラ色素 ウコン(一般食品添加物)
ウコン色素 エビ色素 エルダーベリー果汁
エルダーベリー色素 エンジュ抽出物 オキアミ色素
オリーブ茶 オレンジ果汁 オレンジ色素
カウベリー果汁 カウベリー色素 カカオ色素
カカオ炭末色素 カキ色素 果汁
カニ色素 カラメルⅠ カラメルⅡ
カラメルⅢ カラメルⅣ カロブ色素
魚鱗箔
グースベリー果汁 グーズベリー色素 クチナシ黄色素
クチナシ青色素 クチナシ赤色素 クランベリー果汁
クランベリー色素  クーロー色素 クロレラ末
クロロフィリン クロロフィル コウリャン色素
酵素処理ルチン(抽出物) ココア コチニール色素
骨炭色素 ササ色素 サフラン
サフラン色素 サーモンベリー果汁 サーモンベリー色素
シアナット色素 シコン色素 シソジュース
シソ色素 シタン色素 植物炭末色素
スオウ色素 ストロベリー果汁 ストロベリー色素
スピルリナ色素 ソバ全草抽出物 ダークスィートチェリー果汁
ダークスィートチェリー色素 タマネギジュース タマネギ色素
タマリンド色素 炭酸カルシウム チェリー果汁
チェリー色素 チコリ色素
チンブルベリー果汁 チンブルベリー色素 デュナリエラカロテン
デュベリー果汁 デュベリー色素 トウガラシ色素
トウモロコシ色素 トマトジュース トマト色素
ニンジンカロテン ニンジンジュース ノリ色素
ハイビスカス色素 パイナップル果汁 ハクルベリー果汁
ハクルベリー色素 麦芽抽出物 パプリカ粉末
パーム油カロテン ビートレッド ファフィア色素
ブドウ果汁 ブドウ果汁色素 ブドウ果皮色素
ブラックカーラント果汁 ブラックカーラント色素 ブラックベリー果汁
ブラツクベリー色素 プラム果汁 プラム色素
ブルーベリー果汁 ブルーベリー色素 ペカンナッツ色素
ベニコウジ黄色素 ベニコウジ色素 ベニノキ末色素
ベニバナ黄色素 ベニバナ赤色素 ヘマトコッカス藻色素
ベリー果汁 ボイセンベリー果汁 ボイセンベリー色素
ホワートルベリー果汁 ホワートルベリー色素 マリーゴールド色素
マルベリー果汁 マルベリー色素 ムラサキイモ色素
ムラサキトウモロコシ色素 ムラサキヤマイモ色素 モレロチェリー果汁
モレロチェリー色素 野菜ジュース 油煙色素
ラズベリー果汁 ラズベリー色素 ラック色素
ルチン(抽出物) レッドカーラント果汁 レッドカーラント色素
レモン果汁 ローガンベリー果汁 ローガンベリー色素
ログウッド色素

<合成着色料>

赤色1号 赤色2号 赤色3号 赤色4号
赤色5号 赤色40号 赤色102号 赤色104号
赤色105号 赤色106号 赤色201号 赤色202号
赤色203号 赤色204号 赤色205号 赤色206号
赤色207号 赤色208号 赤色213号 赤色214号
赤色215号 赤色218号 赤色219号 赤色220号
赤色221号 赤色223号 赤色225号 赤色226号
赤色227号 赤色228号 赤色230号 赤色230号-1
赤色230号-2 赤色231号 赤色232号 赤色401号
赤色404号 赤色405号 赤色501号 赤色502号
赤色503号 赤色504号 赤色505号  赤色506号
黄色4号 黄色5号 黄色201号 黄色202号
黄色203号 黄色204号 黄色205号 黄色401号
黄色402号 黄色403号 黄色404号 黄色405号
黄色406号 黄色407号 橙色201号 橙色203号
橙色204号 橙色205号 橙色206号 橙色207号
橙色401号 橙色402号 橙色403号 緑色3号
緑色201号 緑色202号 緑色204号 緑色205号
緑色401号 緑色402号 青色1号 青色2号
青色201号 青色202号 青色203号 青色204号
青色205号 青色403号 青色404号 褐色201号
紫色201号 紫色401号 黒色401号
※この内、食品に使える色素は、単品では、赤色2号,赤色3号,赤色40号,赤色102号,赤色104号,赤色105号,赤色106号,黄色4号,黄色5号,青色1号,青色2号,緑色3号の12種類です。残りは化粧品などに使われています。

よく使われる着色料

カラメル色素
カラメル色素は、製法により大きく4種類に分類されます。
カラメルⅠは、糖を加熱するだけでつくることができます。家庭でも、砂糖水を180℃程度まで加熱するとカラメルをつくることができます。カラメルⅡ・Ⅲ・Ⅳは、酸やアルカリを加え、加熱処理して工業的に生産したものです。
コストの面から、カラメルⅠはあまり使われないようです。

・主な使用対象:具入りおにぎり、弁当、調理パン、ゆでめん、即席中華麺、スナック麺、チルドハンバーグ、魚介類加工品、つくだ煮、ふりかけ、しょう油、、ソース、焼き肉のタレ、菓子パン、菓子類、清涼飲料水、コーヒー、紅茶など
・表示:「着色料(カラメル)」,「カラメル色素」

 コチニール色素
赤色の色素で、コチニールカイガラムシのメスの体を乾燥させ水またはエタノールで抽出して色素としたものです。昆虫ですから当然、天然ですよね。

・主な使用対象:、お酒類、菓子類、かまぼこなど
・表示:「着色料(コチニール)」,「コチニール色素」

ラック色素
橙色・赤色・紫の色素で、カイガラムシ科ラックカイガラムシの分泌する樹脂状物質より、室温時~熱時水で抽出して得られるものです。(主色素はラッカイン酸類)
こちらも昆虫ですから当然、天然ですよね。

・主な使用対象:水産加工品、清涼飲料水、ゼリー、ジャム、キャンディーなど
・表示:「着色料(ラッカイン酸)」,「着色料(ラック)」,「ラック色素」

 赤色2号
別名アマランス、食用赤色2号ともいい、タール色素の一つです。タール色素は、石油から作られている色素のことです。
人体への影響は、発がん性、アレルギーや死産の増加などの可能性があります。 アメリカでは発がん性の可能性が高いとされ、使用禁止になっている食品添加物です。

・主な使用対象:清涼飲料水、菓子類、氷菓、洋酒、いちごシロップなど
・表示:「着色料(赤2)」「赤色2号」


今日のおさらい

レ点3 天然着色料と合成着色料がある
レ点3 昆虫の抽出物も天然
レ点3 安全性が不安なものもある

今日は“着色料”について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?
まず、種類の多さに驚いたのではないでしょうか?それから、“天然=植物性(安全)”というイメージですが、実際は原料が昆虫でも天然ですし、天然でも毒を持つ動物や植物も存在しますから必ずしも天然が安全とはいえないでしょう。

後は原料が天然でも「カラメル色素」のように、製造時に薬品を使用するものもあります。合成着色料については、まず避けたほうが無難でしょう。
例えば「赤色102号」は、 日本では食品添加物としての利用が許可されていますが、アメリカやカナダやベルギーでは食品への使用が禁止されています。

また、イギリスでは注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供に影響が出る可能性があるとして、 自主回収を求めました。
これでも、日本はいまだ規制せずに使用しています。

さらに、近年イギリスで食品基準庁がメーカーに対し、人工着色料(赤色40号・黄色5号・6号など)の使用を控えるようにと勧告しました。 人工着色料が活発過剰を引き起こすことが研究で明らかになったのです。

2013年には米国で、チョコレート会社【M&M’s エムアンドエムズ】に着色料使用を止めるように訴えた嘆願書を提出する動きがありました。 「M&M’s」には青色1号、赤色40号、黄色5号、6号が使われているとのことです。

日本でも早く規制して欲しい・・・そう願うばかりです。

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