指定添加物一覧(まとめ)その②|用途・安全性

このページでは、指定添加物の一覧(まとめ)を紹介しています。

 

指定添加物一覧 その②

7. L-アスコルビン酸(ビタミンC)
8. L-アスコルビン酸カルシウム
9. L-アスコルビン酸2-グルコシド
10. L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル (別名ビタミンCステアレート)
11. L-アスコルビン酸ナトリウム (別名ビタミンCナトリウム)
12. L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル (別名ビタミンCパルミテート)

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7. L-アスコルビン酸(ビタミンC)

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤   関連記事⇒「ビタミンCの基礎を学ぶ|あなたのCは足りていますか?」「ビタミンCの上手な摂り方|効率よい美肌つくり」

L-アスコルビン酸は、ビタミンCともいわれ、壊血病を予防するビタミンとして知られ、みかん、ゆずなどの柑橘類、いちご、トマト、いも、野菜類に多く含まれる水溶性のビタミンです。熱には不安定ですが、柑橘類、野菜・海藻類に比較的多く含まれているため、調理に気をつければ、通常の生活では、不足することはありません。

工業的には、通常、ブドウ糖からD-ソルビトール、L-ソルボース、2-オキソグロン酸のエステルを経る化学的な合成法で作られています。ナトリウム塩や、パルミチン酸エステル、ステアリン酸エステルなどの誘導体は、このビタミンCを原料に作られています。

これらのビタミンC類は、水や油脂類への溶解性や酸の強さなど、使用する食品の性質に合うものが使われます。ビタミンCは、酸味を持つビタミンとして清涼飲料水などに使われています。果物などにあるビタミンCは壊れやすいため、天然果汁やジュース類、果物類の缶詰、ジャムなどでは、この損失したビタミンCを補う(強化)目的で使われます。この他に、強化の目的では、粉末ジュースやドロップなどの菓子類、乳製品などで使われています。

ビタミンCは、酸化されやすい性質があるため、他の食品原料と一緒にあるときは、その食品原料より先に酸化されて食品原料の酸化を防ぐ働きをします。このために酸化防止の目的でも使用されています。この目的では、食肉製品、果汁、果物の缶詰、塩漬けの魚介類、魚肉練製品、菓子類などに使われ。また、パンの製パン時には、逆に小麦粉の酸化剤として使われることもあります。

8. L-アスコルビン酸カルシウム

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤

アスコルビン酸カルシウムは、ビタミンCと炭酸カルシウムを結合させてできるビタミンCです。カルシウムとビタミンCを同時に補給できることから健康食品などに使用されています。
ビタミンC(アスコルビン酸)とカルシウムを結合させることで、ビタミンCの酸性度が弱まるため、ビタミンCそのものよりも胃に対する刺激感が弱まり胃にやさしいビタミンCとなります。

9. L-アスコルビン酸2-グルコシド

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤,化粧品

ビタミンCの酸素と反応しやすい部分にブドウ糖を結合させたものがビタミンC誘導体である安定型ビタミンC(L-アスコルビン酸2-グルコシド、通称:AA-2G)です。 こうすることで酸素がビタミンCを攻撃できなくなり、安定な状態を続けられるようになります。 「AA-2G」は、酸素・水・光にも安定です。また熱に対しても、100℃の水溶液で3分間、粉末状でも40℃で90日間以上安定した状態を保ちます。

このビタミンC誘導体は皮膚科でもシミ治療に使用されています。 メラニン色素の生成を抑えるとともに、できてしまったメラニン色素を還元し色を薄くする効果とコラーゲン生成を促す効果があります。

10. L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル(別名ビタミンCステアレート)

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤

L-アスコルビン酸ステアリン酸エステルは、水溶性のアスコルビン酸を油脂類との親和性をよくする目的で、脂肪酸の1種であるステアリン酸と反応させて得られたものです。主に油脂、バター、チーズ、小麦粉、菓子類、アイスクリームなどの酸化防止剤に使われています。そして、また栄養強化剤としても使われています。

商品の表記の仕方にはL-アスコルビン酸同様、栄養強化剤に表記する場合は表記免除となります。使用量は個々に異なりますがあまり使用量が多くなると、逆に酸化を促進してしまう場合もあるので「ラード」には酸化防止剤として使用は不可となります。

人への安全性は低いとは言われています。動物実験、マウスを使った実験では投与した半数が死亡したり生体に好ましくない影響がでたりと安全性に疑問があります。同じビタミンCのL-アスコルビン酸とは安全性の高さが違うため商品はよく見て買う必要がありそうです。

11. L-アスコルビン酸ナトリウム(別名ビタミンCナトリウム)

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤

主にハム、ソーセージ、かまぼこなどの酸化防止剤に使われています。 L-アスコルビン酸同様栄養強化剤に使われていて商品記名も同じ形 をとっています。

L-アスコルビン酸とほぼ同様に使われていますが比較すると酸味が少な く水に可溶なため使いやすいです。同じL-アスコルビン酸系と区別するな らばL-アスコルビン酸は菓子類、清涼飲料水などに使われ、ナトリウムの 方は、ハム、ソーセージといった変色防止、鮮度保持に使われます。

人への安全性もL-アスコルビン酸と同様それほど危険度は高くありません。 しかし、L- アスコルビン酸よりも合成など加工がされているため、安全性が まったく同じかは疑問なところです。

12. L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル(別名ビタミンCパルミテート)

●用途 酸化防止剤,栄養強化剤

L-アスコルビン酸パルミチン酸エステルは、水溶性のアスコルビン酸を油脂類との親和性をよくする目的で、脂肪酸の1種であるパルミチン酸と反応させたものである。欧米では、パルミチン酸エステルが主として使用されてきたが、日本では添加物として指定された1991年まで使用できず、指定されていたステアリン酸エステルが代替されていた。

 

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