食品添加物とは「食品添加物の役割」|基礎知識②

前回、「食品添加物とは|基礎知識①」で“食品添加物の役割”について少し触れましたが、今日はもう少し掘り下げてみたいと思います。

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食品の製造や加工のために必要な製造用剤

食品をつくるときに必要なもので、多くは製造用剤と呼ばれるグループに入る食品添加物です。これらには、酸・アルカリ・ろ過助剤・清澄剤・イオン交換樹脂・消泡剤・抽出溶剤・触媒などがあります。
たとえば、サトウキビから砂糖を取り出し精製して製品の砂糖にするまでには、アルカリや酸、ろ過助剤、イオン交換樹脂などが使われます。これらが、食品を製造・加工するときに必要とされる添加物です。
その他、豆腐を固める際に使用する凝固剤やお菓子作りに必要な膨張剤、ゼリーなどの食感を持たせるために必要なゲル化剤や安定剤などがあります。

食品の風味や外観を良くするための着色料、香料、甘味料、酸味料など

私たち人間は食べ物を味だけではなく、視覚・嗅覚・触覚・味覚をとうして「美味しい」と感じています。そのため、食品をよりおいしく味わうためには、食品が適切な色であることが求められます。このニーズに応えるために、色彩に関わる食品添加物が使われるようになりました。それが、着色料や漂白剤、発色剤とよばれる添加物です。 そして、風味などに大きく関わるのものが以下の添加物になります。

着色料:食品に色をつける

香料:食品に香りをつける

甘味料:食品に甘味をつける

酸味料:食品に酸味をつけたり、酸の強さを調節する

苦味料:食品に独特の苦みをつける

調味料:食品にうま味をつける

食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など

食品は、保存している間に微生物によって腐敗したり、油脂成分が変化したりして、食べられなくなったりします。このような品質への影響を防ぐ目的で使用されるのが以下の添加物になります。

保存料:食品中の微生物やカビの繁殖を防ぐ目的で使用します

酸化防止剤:油などの酸化による変質を防ぐ目的で油脂の多い食品などに使用します

防かび剤:果物でのカビの発生を防ぐ目的で主にかんきつ類に使用します

日持向上剤:保存料や酸化防止剤ほど効果が強くありませんが、短期間、品質を保つ目的で使用します

殺菌料:加工食品の製造に先立って、原材料に付着している微生物を殺菌・除去するために使用します

食品の栄養成分を強化する栄養強化剤

食品は、原材料を調理・加工するとき、原材料が持っていた栄養成分がなくなったり、減ったりすることがあります。このような栄養成分を補填したり、栄養価を高めたりする目的で使用されるものが、栄養強化剤とも呼ばれる食品添加物です。


今日のおさらい

レ点3 製造用剤とは食品の製造や加工に必要なもの
レ点3 着色料、香料とは食品の風味や外観を良くするためのもの
レ点3 保存料、酸化防止剤とは食品の保存性を良くするもの
レ点3 栄養強化剤とは食品の栄養成分を補填、強化するもの

 今日は“食品添加物の役割”について学んできましたが、いかがでしたでしょうか?
製造・加工のため、風味や外観のため、保存や栄養強化のためと、使用用途がたくさんありました。現代の食事情に無くてはならない存在なのだと改めて思いましたね。
そこで、次回は食品添加物の表示についてシェアしたいと思います。

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